桜谷福祉会

神戸さくら保育園丨神戸市灘区浜田町2丁目2番15号神戸さくら保育園丨神戸市灘区浜田町2丁目2番15号

食事とおやつ

保育園での食事の最大の目的は、子どもの成長に応じた栄養を充足できるバランスの良い食事を提供することです。しかし、それだけでは子どもたちのよりよい成長(発育、発達)食事を望むことはできません。
また将来に向けての正しい食生活の基礎を築くことはできません。成長に応じた食生活習慣形成も保育園の食事に求められる大切な役割の一つであると思います。なにを、どんな形で、どんなときに、どのような方法で食べるのがよいのか、どうして食べなくてはいけないのかなどを伝える「食育」も大切にしています。

1.離乳食の進め方

離乳食食育は、赤ちゃんが生まれたときから始まり一生続くものです。赤ちゃんに母乳やミルクを飲ませる時の大人の心情、言葉がけは子どもが初めて体験する食育です。そしてやがて離乳食が始まります。口をあけて食べ物を取り込むこと、飲み込むこと、もぐもぐと口の中で噛むことなど子どもたちは食事のための行為として身につけていきます。手づかみで食べる、スプーンで食べる、箸を使って食べるなど発達に応じてたくさんの知識や技術を習得していきます。この過程が食育の基本で、食を育む第一歩となります。

* 家庭での摂取状況を確認の上、進めていきます。

2.幼児期の進め方

幼児期になると、食前に手を洗う・身支度をする・挨拶をするなど、食生活の衛生感覚、マナーの基本を身につけていくと同時に、友達同士で楽しく食べるルールも理解していきます。
また、クッキング保育などを通じて、食材に触れたり食事作りに参加することにより食事を身近に感じることを経験し、また菜園活動では、食物が育つ様子から生命の大切さを学びます。
またどんなものを食べたらよいかなど食事に関する知識や習慣を多く身につけることにより、食べることの大切さを覚えていきます。幼児期は大人の適切な働きかけにより、食事を通して自らの健康を管理できる能力を培っていきます。

*食育は、普段の生活の中で経験しつつ育まれるものです。しかし、計画的に実施していかなくてはならないものもあります。アレルギー・小食・過食・偏食などの問題には、計画と目的を持ちその効果を確認しながら、いい状態になるようにしていきたいと考えています。

3.食事・おやつの内容

(1) 衛生面について
① 手洗い、消毒の徹底 (全手洗い場に用途に応じた適切な消毒液、ペーパータオル設置)
② 昼食・おやつはランチルームでします。(1階と3階のランチルームです。)
③ 昼食時のエプロンはご家庭から持参をお願いしています。(0~2歳児まで)クッキング等で使う三角巾やエプロンは園で準備をしています。
④ 乳幼児用の哺乳びんは園で用意しています。「哺乳びん殺菌乾燥保管庫」を設置しています。毎回、殺菌消毒された清潔な哺乳びんで授乳します。

※ 特記事項 ※
保育園内の水について
調理用電解水生成装置洗浄除菌用の電解水生成装置を設置しています。
ブラストチラーの設置
O-157など食中毒の徹底防止のために、急速冷却装置(ブラストチラー)を導入しています。

(2)食材・食事内容について
① すべての食材について、信頼のできる生産者、販売店を厳選し仕入れをしています。だしは天然かつおぶし、昆布、だしじゃこからとっています。自然素材を大切にし、できるかぎり添加物の入っていない体にやさしい食材、食品を選んでいます。特に、離乳食期は、加工品の使用を最小限にし、素材本来の味がわかるようにしています。
② 毎日の昼食・おやつは保育園内の調理室で調理しています。週4回手作りおやつを出しています。
③ 原則的に食材は加熱調理します。サラダは茹でた野菜を急速冷却し仕上げます。
④ 毎月献立表を配布します。また、その日のメニューは毎朝、ランチルーム前に書き込みしています。
⑥ 月1回、行事食を取り入れ、お誕生月の子どものお祝いをします。また、毎日の食事でも旬を大切にした献立にしています。

※ 3歳以上児の主食は、月額1500円です ※
3歳以上児の園児は主食費を負担していただきます。(半月以上欠席された場合は半額となります)

(3)アレルギー児対応について
平成23年3月に厚生労働省より「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」が全国標準として示されました。それを受け、西宮市から「保育所における食物アレルギー対応の手引き(保健衛生ハンドブック別冊)」が出されました。西宮セリジェ保育園は、これに基づき対応していきます。
対応につきましては、専門医の診察を受けられ、西宮市所定の書面にそった内容を確認してください。アレルギー対象食材は、栄養価の高いものが多く、また最近重症化するケースも多々あります。入園後も定期的に調査票にて確認しながら対応していきます。
完全個別対応となりますので、不明な点がありましたら、管理栄養士にご相談下さい。

4.子どもが主体となる「食育活動」の実践

栽培活動~育てることから食べ物を大切にする~

食育2・米や野菜を種から育てることで、育つまでの様子を学び食べ

物を育てる苦労を知り食べ物を大切にするようになります。
・みんなで種まきをし水やり・間引きなどのお世話をすることで食物に愛着をもち、苦手だった野菜も食べれるようになります。

クッキング保育~作ることから感謝の心を知る~

・作る楽しみを知り、食育食への関心を抱き、食べることが大好きな子どもに育ちます。
・クッキング保育を通して作る人の思いや労力を知り、食事をいただくことに感謝の気持ちを持つようになります。


いずれの活動も、管理栄養士が作成した全体の計画・および年間食育計画にもとづき、年齢・成長に応じ進めていきます。